安心、安全、健康な畜産運営を目標に、生産者の生活と家畜の命を守る事業を目指します。更に、人の営みに関わる全ての動物の健康に寄与する事業を目指します。
我々の事業理念の根幹は、生産物である畜産動物に対する“化学物質に頼らない疾病管理や衛生管理”を実現するシーズの創出であり、且つ、それを消費する全ての動物の健康寄与を実現させることです。そのために、生体由来の免疫賦活剤や自然物を利用した健康補助剤を提供するだけでなく、正しく使用するための手助け(診断やコンサルティング)を並行的に実施することで、真の動物衛生に寄与していきたいと考えています。
「まじめ」な畜産物を提供したいという生産者と、「まじめ」な食品を消費者に届けたいという加工流通者と、「まじめ」な食品を手に入れたいという消費者は、それぞれの思いつく範囲の行動を開始しています。
生産者は化学物質に頼らずに生産性を維持するため、病原性微生物の薬剤感受性や、生産現場では種々の病原体に対する抗体価を検査し、農薬や、抗生物質やワクチンの適所かつ適量の使用をめざす動きが、ここ十数年で広まってきました。
産業動物では安全性ならびに効果の問題で、抗生物質の使用は徐々に低下し、本当に治療が必要な個体のみ注射で対応し、ワクチン等による予防する時代へと変わりつつあります。また、効果はマイルドですが整腸剤、納豆菌、漢方、乳酸菌のようなものが台頭してきているのも事実であり、生産者は化学物質に頼らず安全な食品を継続的に生産するため技術・資材を求める時代になってきています。
食品の安全性を目指すには、微生物汚染を軽減するだけでは十分ではありません。消費者の健康を損なうことなく、且つ、生産者・加工業者に対する消費者の信頼を獲得できるよう、消費者の視点に立った事業とすることを第一コンセプトとします。このような環境の変化から考え、植物等を使った治療・予防・健康補助は非常に貴重であると考えます。更に、今後我々は関連会社で、生体由来物質である免疫賦活成分等を植物で作出させ、経口投与できる製剤を開発します。そこでは対象動物種を産業動物へ展開し、道内生産者は勿論、世界をも見据えた製剤開発を目指しています。これら経口ルートで投与可能な製品は安全性も高く、医療器具等の使用削減にも役立つと考えます。
主に畜産生産現場における疾病や衛生管理に役立つ検査診断薬を構築し、健全な生産現場の運営サポートいたします。
「GCP省令」、「GPSP省令」及び「GLP省令」に基づき、家畜用(鶏・豚・牛・淡水魚・海水魚)から、ペット用(犬・猫)医薬品、医薬部外品まで、新薬を動物やオーナーに届けるためのサポートをさせていただきます。また、農場の衛生向上・生産性向上・経営安定化を支援いたします。